【スプリンタートレノAE86】買取価格はいくらになる?高値買取ポイントについて解説
2022.10.04トヨタ・スプリンタートレノ(AE86)は、「ハチロク」の愛称で知られる大人気の車です。走り屋たちのバトルを描いた大人気漫画「頭文字D」の主人公の愛車として登場したことで知られています。
1983年に発売して以来、40年近く経過していますがその人気と価格の高騰が収まる様子はありません。今では貴重な車となっていますので、買取してもらうときはぜひこだわりたい車です。今回は、AE86の買取について詳しく説明していきます。
中古車ブーム・旧車ブームが到来!
現在、日本国内では中古車ブーム・旧車ブームが起きています。昭和の車やスポーツカー、人気のある車種を中心に、価格が高騰しています。車種によっては新車価格を超えることも珍しくなく、今回紹介するスプリンタートレノもそのうちのひとつです。
古い車は海外へ出て行ってしまうことも多く、人気の車種の個体不足やそれに対する需要の高さから値段の高騰が起こっています。また、現在は世界的な半導体不足によって新車や自動車パーツの生産が滞っています。
SDGsの観点からも、中古車の活用が勧められているのです。
スプリンタートレノAE86ってどんな車?
次は、スプリンタートレノ(AE86)がどんな車であるのか詳しく見ていきましょう。
頭文字Dの影響で大人気
発売から40年近く経った今でも「ハチロク」の愛称で親しまれるスプリンタートレノは、幅広い世代から愛されている車です。
その人気の理由は、走り屋たちのバトルを描いた大人気漫画「頭文字D」の主人公・藤原拓海が乗っているのが「ハチロク」ことAE86だからです。
「藤原豆腐店」と書かれた白黒ツートンのトレノ、通称「パンダトレノ」が、GT-RやNSXを相手に峠での熱いバトルを繰り広げます。
今ではこの漫画に登場する多くのスポーツカーが年式が古いにもかかわらず値段が高騰していますが、AE86はとくに漫画の影響を受けています。
スプリンタートレノAE86の魅力について
「ハチロク」ことスプリンタートレノは、「頭文字D」に登場したことで人気になりましたが、人気の理由はそれだけではありません。
スプリンタートレノは、実際にサーキットなどでスポーツ走行をする人からも評価が高い車です。
エンジンは4A-GE型1.6Lと非力ではありますが、車重が920kg前後ととても軽量で、軽快な走りをします。
決してパワフルな車ではありませんが、車の基本である「走る・曲がる・止まる」を機敏にこなすことができる車です。
また、スプリンタートレノは「乗り手と共に成長する車」と言われており、乗り手の好みにチューニングして成長させることができる車として人気がありました。
スプリンタートレノAE86のグレード一覧
AE86には主に、「スプリンタートレノ」と「カローラレビン」があります。
この2車種は姉妹車であり、主な違いはヘッドライトがリトラクタブルヘッドライトが「スプリンタートレノ」、固定ヘッドライトが「レビン」です。
ここでは、2車種の最上級グレードである「GT-APEX」を紹介します。
リトラクタブルヘッドライトの「トレノ」
スプリンタートレノは、今ではもう作られなくなってしまったリトラクタブルヘッドライトを搭載しています。
ライトをオンにすると、まるで閉じていた目を開けるかのようにリトラクタブルヘッドライトが開きます。
GT-APEXでは外観が赤黒、シルバーと黒、白黒などとツートンカラーになっています。
当時の高級車の象徴であった、茶色がかったブロンズガラスはこのグレードにのみ装備されていました。
また、当時はパワーステアリングがない車がほとんどでしたが、GT-APEXには搭載されており、随所に高級感を感じられるつくりとなっています。
固定ヘッドライトの「レビン」
スプリンタートレノがリトラクタブルヘッドライトであるのに対して、カローラレビンは固定ヘッドライトです。
横長なヘッドライトが特徴で、スプリンタートレノとはグリルなども異なっています。
スプリンタートレノとの主な違いはフロントフェイスのみで、基本的なスペックは同じです。
もちろんカローラレビンの最上級グレードもGT-APEXであり、特徴はスプリンタートレノのものと同じくなっています。
スプリンタートレノAE86の高価買取ポイント
次は、スプリンタートレノ(AE86)を高く売るためのポイントを解説します。
新車価格の2倍で売れることも
スプリンタートレノは、その人気によって価格が高騰しています。
新車価格は、AE86「GT」で約130万円、最上級グレードAE86「GT-APEX」で約160万円でした。
ですが今では、状態の良くない個体でも200万円以上の値が付き、状態の良い個体は300万円以上の値が付くことも珍しくありません。
個体によってはなんと500万円以上の価格で売買されていることもあります。
状態があまりよくなくても売れる
スプリンタートレノはプレミア価値が付いているため、状態があまりよくなくても売れる特殊な車です。
通常、車を売却する際は修復歴があったり走行距離がかさんでいたりエンジンなどが壊れていたりすると、ほとんど値段がつかないことがあります。
ですが、スプリンタートレノのように年式が古くて個体数が少なくプレミア価値がついている車は、たとえエンジンがかからなかったり事故車であったりしても、ある程度の値段がつきます。
オークションでは、エンジンや内装のないボディのみの状態であってもかなりの価格で取引されることも珍しくありません。
パンダカラーが人気
スプリンタートレノで人気のカラーは白と黒のツートンカラーであり、通称「パンダトレノ」「パンダカラー」と呼ばれています。
「パンダトレノ」は頭文字Dに登場するカラーであるため、とくに人気が高い色となっています。
人気のカラーは他のカラーよりも高く売れる傾向にあります。
GT-APEXは特に人気あり
スプリンタートレノの最上級グレードである「GT-APEX」は、他のグレードよりもとくに人気が高いです。
細部へのこだわりが感じられるつくりが人気で、買取価格も圧倒的に高くなっています。
MT車のほうが高く売れる
スプリンタートレノは、サーキットを走る人やドライブを楽しむ人に人気の車種です。
クルマ好きは操作性を楽しめるようにMT車を好むため、クルマ好きからの需要が高いスプリンタートレノはMT車のほうが高く売れます。
AE86の売却査定・買取に関するよくある質問
次は、AE86の売却査定や買取をしてもらう際のよくある質問について説明します。
スプリンタートレノAE86の高騰はいつまで続く?
スプリンタートレノの価格高騰は、今のところ落ち着く予想はされていません。
40年ほど前の車であるということもあり、個体数は減少する一方です。人気が衰えることも考えにくいため、価格の高騰は今後も続くと予想されます。
どんなスプリンタートレノAE86が高値がつきやすい?
スプリンタートレノはどんなに状態が悪くても、たとえボディのみであってもそれなりの値段が付きます。
ですが、より高値が付きやすいのは、グレードが「GT-APEX」でありカラーが「パンダカラー」のミッションがMTの個体です。
加えて、ボディの状態がよかったり、整備が行き届いていたり、走行距離がかさんでいない個体はとくに高値が付きやすいです。
スプリンタートレノAE86で傷みやすいのはどの部分?
スプリンタートレノは40年ほど前の車ですので、傷みはボディや足回りや内装に顕著にあらわれている個体が多いです。
トヨタ車は壊れにくいとはいえ、年式相応の傷みが出てきます。古い車はとくに電装系の故障が多いため、注意しましょう。
動かないスプリンタートレノAE86でも買取してもらえる?
通常、エンジンがかからなかったり走れる状態でなかったりする車体は、ほとんど値が付かず廃車として引き取られることが多いです。
しかし、AE86はプレミア価値が付いているため、オークションはもちろん買取業者や車屋でもそれなりの値段が付き買い取ってもらうことができます。
ただし、動かない車の買取を行っていない業者もあるため、事前に業者に確認すると良いでしょう。
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まとめ
1983年に発売されて以来、「ハチロク」の愛称で親しまれるスプリンタートレノ(AE86)。
今では、AE86のコンセプトと名前を受け継いだ「86(ZN6、GR86)」が販売され、こちらも高い人気を誇っています。
「乗り手と共に成長する車」と言われたスプリンタートレノは、かつて施したチューニングパーツがついたままの車体を売却したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
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新車価格以上の値が付く希少な人気車種であるため、売却する際もぜひこだわって高価買取を目指してほしい車種です。